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【糖尿病薬市場】2015年には倍増‐富士経済が予測

2007年3月27日 (火)

 市場調査の富士経済は、2015年までの市場予測を含む医療用医薬品10薬効領域の市場調査結果を発表した。その中で、メタボリックシンドロームと絡み注目されている糖尿病治療剤と高脂血症治療剤では、伸びの予測が対照的となった。糖尿病治療薬は今後10年で市場は倍増するのに対し、高脂血症治療剤は薬価改定や、診断基準の変更で治療対象患者数が減る可能性が指摘され、2%程度の伸びにとどまるとの予測を示した。また、大学医学部での漢方医学の広がりで、漢方製剤が23%伸びるとの見通しを示した。

 調査は昨年12月から今年3月にかけて、富士経済の専門調査員による関連企業や団体への取材によって行われた。対象薬効領域は、高脂血症治療剤、糖尿病治療剤、糖尿病合併症治療剤、痛風・高尿酸血症治療剤、抗肥満剤、貧血治療剤、血液製剤・止血剤、漢方製剤など。

 メタボリックシンドロームで注目される「代謝系疾患治療剤」については、06年の市場規模が2718億円であったのに対し、15年には5780億円になると予測した。その中で多くを占める糖尿病治療剤を「注目される市場」として挙げ、07年には2400億円を突破し、その後も年平均9%伸び、15年には4900億円まで拡大するとの調査結果を示した。背景として、厚労省調査による予備軍を含む糖尿病患者の増加を挙げた。

 さらに、「糖尿病は、食生活の影響を受けやすいため、現在でも他の生活習慣病以上に患者数が増えており、発病時期の若年齢化も進んでいる。食生活が現状より悪化すれば、患者数も予測以上に増加する」と指摘し、予測が上ブレする可能性も示唆した。

 一方、高脂血症治療剤の市場規模は06年に比べ15年は2%増の3200億円にとどまると予想。04年以降、平均2%拡大して11年には3410億円に達するが、その後減少するとした。薬価改定や、診断基準変更で患者数が大幅に減少することを理由に挙げている。ただし、もし現行診断基準のままなら、より高い伸びが期待できるという。

 比較的高い伸びが予測されているのは漢方製剤市場で、06年に比べ15年は23%増の940億円。医学部カリキュラムで必須科目となったため、処方が増えており、今後も東洋医学会やトップシェアのツムラの活動などから創出されるエビデンスで、「市場はゆっくり拡大していくと予測される」としている。

 調査結果は「2007医療用医薬品データブックNo.4」にまとめら、富士経済から16万8000円で販売されている。




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