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無季言

2012年04月09日 (月)

◆医薬品市販後の大規模なデータベースを解析し、リスク評価に役立てる。そのような研究が、海外ではいくつかの地域のインフラを利用し多数実施されていることを、先月の日本薬学会132年会で聞いた
◆その一つがデンマークだ。全病院での受診記録、薬局での処方箋薬調剤の記録、死因記録、癌記録などが確立され、国民一人ひとりの識別番号によって各種記録を連携させながら、大規模な解析を行える
◆大規模解析は、頻度の低い副作用の発見、妊婦や小児など様々な背景を持つ人での副作用の把握、医薬品のベネフィットリスク評価などに活用できる。治験時のデータだけではこうした評価は不十分だ
◆日本でも電子レセプト推進に伴い数年前から「レセプト情報・特定健診等情報データベース」が構築されている。診療情報に加え禁煙や生活習慣などの情報を併せ持つ。2014年度からの本格運用を見込むが、個人情報保護の観点から現在その活用は限定的だ。医療の質向上や患者の利益につながる積極的な活用を望みたい。



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