◆昨年10月時点で医薬品医療機器総合機構に75人いる医療機器分野の審査員の構成は、工学出身者24人、薬学30人、医歯学10人、理学・農学9人などバラバラ。中でも医学と工学の出身者では、やりたいことが異なったり、使用する専門用語が分からなかったりして、会話がかみ合わないことが多いという
◆自分が持っている技術を医療機器に応用したいと考える工学出身者と、目の前の患者を治したいと考える医学出身者などの例が分かりやすい
◆そこに医学と工学用語に関する知識を持った薬学出身者が加わると、会話がかみ合うという話を耳にした。医療機器開発で医工連携の必要性が叫ばれているが、承認審査領域の医工連携で薬剤師が鍵になるかもしれないというのだ
◆医療イノベーション推進室が5月中にまとめる予定の「5カ年戦略」には、医工連携のあり方も課題の一つだ。その中で薬学がタクトを振れる位置にいることは確かだ。新たな医・薬・工の連携を確立するためにも、医工連携領域での薬学のさらなる活躍を期待したい。
無季言
2012年04月04日 (水)
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