アルフレッサグループは6日、東京の経団連会館で新入社員向けにセミナーを開催し、アルフレッサホールディングスの石黒傳六社長が、「グループに皆さんの新しい血が入り、さらに発展できると期待している。一生の大きな一歩を踏み出した今の気持ちを忘れずに頑張ってほしい」と、193人の新入社員を激励した。
また、医薬品卸売業の基本を説き、得意先については「直接の販売先である医療機関や薬局はもちろん、患者さんや生活者にとっても、今の自分の仕事が役立っているどうかを考えることが重要だ」と諭したほか、「メーカーが無から生み出したものを届ける流通業にとっては、メーカーも得意先である」「流通業は必要な時に正しく使われるための情報と共に、必要な時にきちんと届ける。薬に新たな息吹を吹き込むのが流通業」「仕事をしている時にはグループ1万3000人が手伝ってくれているというイメージを持ってほしい」「社会保障の仕組みの中で仕事をしていることは、国民から暗黙の負託を受けている」など、医薬品卸売業における社員としての心構えなどを訓辞。
「愛社精神も大事だが、その前に自分の仕事を愛そう。どのような仕事も尊い。仕事は責任、自負、矜持を持って取り組み、仕事をさせてもらっているという謙虚さが必要だ」と新社会人にアドバイスした。