【新製品】メインユーザー層の獲得目指し、リゲインが処方強化の2品投入 第一三共ヘルスケア

2012年04月16日 (月)
左から「リゲイン」と「リゲインX」
左から「リゲイン」と「リゲインX」

 第一三共ヘルスケアは、指定医薬部外品の「リゲインX」(100mL)を先月発売したのに続き、11日からは同じく指定医薬部外品の「リゲイン」(50mL)を新発売し、ドリンク剤ブランド「リゲイン」の強化を図った。発売24周年を迎え、初代リゲインのパッケージデザインを継承すると共に、新たにブランドロゴの「Re」の部分を赤く際立たせることにより、ブランド名の由来でもある“再び、獲得する(取り戻す)”というメッセージを力強く表現した。新製品の「リゲインX」は主にコンビニエンスストア、「リゲイン」は主に薬局・ドラッグストアでの販売であり、幅広い購入ルートを通じて、メインターゲットであるビジネスパーソンのさらなる“獲得”につなげる。

 初代の「リゲイン」は、バブル全盛の1988年に“企業戦士”向けの栄養ドリンク剤として発売された。発売2年目には「黄色と黒は勇気のしるし」「24時間戦えますか」で知られるCMソングが60万枚の売上を記録し、新語・流行語大賞など数々の賞を受賞するなど、ドリンク剤の代表的なブランドの一つとなった。

 「リゲイン」「リゲインX」ともに配合されているのが、オリジナルな有効成分のビオタミン、リバオール。ビオタミンは持続性ビタミンB1誘導体(一般名ベンフォチアミン)で、腸管からの吸収がよく、エネルギー代謝の補酵素として効率よく作用する。リバオール(一般名ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン)は、ビタミン様物質として知られるパンガミン酸(ビタミンB15)の活性成分で、肝機能改善にも効果があるほか、体内の酵素系に働き、各種代謝を促進する滋養強壮成分。

 これら有効成分に加え、新たに滋養強壮作用のある生薬(黄精、当帰)が配合されている。さらに、添加物としてグルタミン酸Naとイノシン酸Naを配合することにより、リゲイン特有の「ピリッと辛く、コクのある味」に、深みのある風味が加わった。同社では「肉体疲労時に好まれる風味を探索し、開発したもの」とする。

 「リゲイン」は1本(50mL)中に、ビオタミン10mg、ビタミンB2リン酸エステル5mg、ビタミンB610mg、ニコチン酸アミド30mg、無水カフェイン50mg、リバオール30mg、タウリン1000mg、トウキエキス45mg(当帰150mgに相当)、オウセイエキス90・9mg(黄精300mgに相当)を配合。税込み希望小売価格は294円。

 「リゲインX」は1本(100mL)中に、ビオタミン5mg、ビタミンB2リン酸エステル5mg、ビタミンB65mg、ニコチン酸アミド30mg、無水カフェイン50mg、リバオール30mg、タウリン1000mg、トウキエキス24mg(当帰80mgに相当)、オウセイエキス72・8mg(黄精240mgに相当)を配合。200円。



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