日本薬剤師会「2011年度DEM事業報告件数(速報値)」がまとまり、9500軒の薬局から4万5000件を超す症例報告が寄せられた。参加薬局数がトップの県は兵庫県で、薬局数の多い東京、大阪などを抜いて850軒の薬局が参加した。次いで積極的に報告していたのは長野県と、独自のインターネットシステムを構築している熊本県で、いずれも約650軒の薬局が参加した。
11年度DEM事業はシタグリプチン、アログリプチン、ビルダグリプチン、リナグリプチンの各DPP-4阻害薬を対象に実施。参加薬局数は9486軒、症例報告数は4万5649件で昨年度とほぼ横ばいだった。参加数トップ3県以外では、福岡や東京で500軒を超す薬局が参加した。