キリン堂は11日の取締役会で、同日付で寺西豊彦常務取締役営業本部長が代表取締役社長に就任するトップ人事を決めた。寺西忠幸会長兼社長は、代表取締役会長に就任した。今回の社長交代に関し、同社では「企業環境の大きな変化に柔軟かつ迅速に対応するため」としている。
寺西豊彦新社長は、京都薬科大学薬学部卒業後、1980年に津村順天堂(現ツムラ)入社。82年3月にキリン堂入社。85年に取締役となり、その後は副社長、社長を歴任し、12年5月から常務取締役営業本部長を務めていた。忠幸会長の長男で、54歳、大阪府出身。