政府の総合科学技術会議は25日、科学技術重要施策アクション・プラン(AP)に盛り込むべき政策課題や重点的取り組みを検討する「ライフイノベーション戦略協議会」の初会合を開いた。今後、月1回のペースで開催し、6月中にAPの原案を策定。7月19日に開く予定の「科学技術イノベーション政策推進専門調査会」でAPを決定する。座長に福井次矢氏(聖路加国際病院院長)、副座長に庄田隆氏(第一三共代表取締役会長)を選出した。
APは、各府省の概算要求が出揃う前に、府省連携でAPを策定することにより、科学技術関連事業の重複や予算の無駄を排除し、政策効果を高めることが目的。
専門調査会の下部組織として設置された協議会では、課題達成に向け、国として重点的に取り組む内容を具体化し、APに反映するほか、イノベーションを実現するために必要なシステム改革(規制・制度改革、導入促進策等)を取りまとめ、専門調査会に提案する。