小林製薬は4日に、大阪市内で「2012年秋・新製品説明会」を開催し、この中で小林豊社長は今年9月以降に、第3類医薬品の通信販売を開始する方針を明らかにした。小林社長は「現在、サプリメントや化粧品に限定しているが、今後は製薬会社ならではの信頼感による顧客活性化での通販事業の強化が目的」とする。具体的なカテゴリーについては明言を避けたが、「既存の通販顧客は男女ともに高齢者が多く、そういう方が対象となる製品を考えていく」とし、8月に数品目の詳細をリリースする予定。なお、今秋の新製品では、エキス剤の量を従来品比で1・24倍と高配合した肥満改善薬「ナイシトールG」など、9品目で初年度34億円の販売を目指す。
医薬品の通信販売については、「通販限定品目として発売していくが、一方的な販売ではなく、情報がきちんとした形で伝わるかどうかが重要なポイント」(小林氏)とし、お客様相談室などを通じて薬剤師が情報提供しながら販売していく考え。
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