文部科学省の「薬学教育モデル・コアカリキュラム改訂に関する専門研究委員会」は9日、日本薬学会のコアカリ改訂調査研究委員会が作業を進める際、考慮すべき点などについて意見交換した。委員からは、コアカリの大項目の一つ「薬学臨床教育」について、薬学教育6年制に伴い、備えるべき知識や技能が大幅に増えたため、現行のコアカリをベースに手を加えるのではなく、改めて検討し直すよう求める意見が出た。また、最近の医薬品安全対策の強化を踏まえ、コアカリに医薬品の安全使用を組み入れるべきとの意見も出た。
日本薬学会がこの日の会合に提示したコアカリ改訂のスケジュールでは、同学会のコアカリ改訂調査研究委員22人と、改訂作業チーム委員95人が8月に改訂作業方針を共有した上で、グループ(領域)に分かれて作業に着手。12月中をメドに作業を終えることになっており、今回、グループ別の作業に入る前に留意すべき点などについて意見交換した。
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