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【科学技術政策研究所】2025年の目指すべき社会で報告書‐セルフケア時代に

2007年04月10日 (火)

 科学技術政策研究所は、政府の「イノベーション25戦略会議」の参考資料として、「2025年に目指すべき社会の姿」の報告書をまとめた。報告書は、03004年度に実施した科学技術の俯瞰的予測調査の結果をもとにしたもので、「生涯健康の時代」など6分野の目指すべき社会の姿を提示した。また、今後20年を展望するに当たっては、世界の動き、世界の中での日本の位置を認識した上で、イノベーションを追求する必要性を指摘している。

 報告書では、[1]生涯健康の時代[2]脳科学の発展による生活者の活動支援[3]生活インフラとしての情報環境[4]安全で持続可能な都市[5]闊達たる人生(職業選択、子育て、シニアライフの多様化)[6]地球規模の環境問題の克服と世界との共生””の各分野について、25年に目指すべき社会の姿を描いた。

 「生涯健康の時代」では、25年の超高齢社会においては、国民の医療に対する考え方のパラダイムシフトが起こっていると分析。医師主導の健康管理ではなく、自らがより積極的に医療に関与することにより、自分自身の健康を維持するというセルフケア時代が到来すると指摘。

 さらに、医療技術が発展を遂げ、難病や慢性疾患の多くは克服され、国民は充実した家庭生活を送ると共に、社会においても年齢や性を問わず、元気で生き甲斐のある生活を送っていると分析している。

 これらを踏まえ、25年の人々は、▽元気に長生き。活動的に楽しく生活し、大病せずに寿命を迎える▽日常生活において常時、個人が主体的に健康維持と疾病予防を行い、いざという時には病院で高度な医療を受けることができる””の2点に集約されるとの考え方を提示。

 疾病の治療と共に、健康を保ち疾病を予防する健康維持と促進(日常生活)が大きな関心事となり、これらが国民一人ひとりに適合し(医療のオーダーメイド化)、同じレベル(医療の均質化)で国民誰もが平等に享受できるものと分析している。

 「脳科学の発展による生活者の活動支援」の面からは、25年までに脳神経科学・認知科学・医療・工学が融合した広い意味の脳科学が進展し、ヒトの理解が進むと共に、社会活動に応用する技術が急速に進むと予測している。

 健康・医療・介護の充実といった面では、[1]脳神経・運動系や認知機能に関連した疾患の早期発見・予防・治療が可能になること[2]介護が必要な高齢者や障害者もロボットなどの機器の普及により、できる限り自立して社会と共に生きる体制の整備が進む””などを指摘している。




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