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【イノベーション25】中間報告まとめる

2007年3月1日 (木)

会見する高市大臣
会見する高市大臣

 内閣府のイノベーション25戦略会議は2月26日、「イノベーション25」中間取りまとめを公表した。中間とりまとめでは、2025年までに日本が目指すべきイノベーションの姿を提示。実現のための基本戦略や、早急に取り組むべき政策課題の代表例などを盛り込んだ。今後は5月末をメドに、最終報告となる「イノベーションを実現する戦略的な政策のロードマップ」の作成作業に入り、ロードマップを基に政府が戦略指針をまとめることになる。

 中間とりまとめでは、基本的考え方として、[1]未来を視る、未来を創る[2]グローバル時代と世界情報化[3]グローバル時代の日本の立場と課題[4]イノベーションを起こす条件:ダイナミズムに富む社会[5]イノベーションのカギは人づくり:「出る杭」を伸ばす””を据えた。その上で、「イノベーションで拓く2025年の日本」として、▽医療・健康▽環境・水・エネルギー▽生活・産業▽安全・安心・快適な地域社会▽フロンティア””など、分野ごとに20の代表例を示した。

 医療・健康分野では、[1]カプセル1錠で寝ながら健康診断[2]高齢者でも丈夫な身体、認知症も激減[3]癌・心筋梗塞・脳卒中を克服””を挙げている。特に、三大疾患などの克服を実現させるために必要な技術・システムとして、▽個人の体質に合った副作用の少ない癌治療▽動脈硬化病巣の局所治療が可能な遺伝子治療法▽癌に対する遺伝子治療法▽家族性高コレステロール血症の遺伝子治療法””などを例示した。

 また中間とりまとめでは、25年の日本の姿を実現するためには技術面、制度面、社会面等で高いハードルを乗り越えなければならないことを指摘。「科学イノベーション・社会イノベーション・人材イノベーションの一体的推進」「国民一人ひとりの意識改革」「オープンでユニバーサルなシステムの構築」「日本と世界の生活者の視点に立脚した戦略づくり」などを大前提にして基本戦略を構築していく必要性を強調。

 ここ203年のうちに早急に取り組むべき政策課題として、▽大学改革▽20年後のイノベーション開花に向けた科学技術投資の抜本的拡充▽イノベーション立国に向けた推進体制の整備””などを挙げた。特に「20年後のイノベーション開花に向けた科学技術投資の抜本的拡充」の面からは、将来のイノベーションの種となる基礎研究、最先端科学技術への投資の抜本的拡充や、その成果を社会に迅速に届けるための効率的な仕組みを作っていく必要性を強調している。

 同会議後に記者会見を開いた高市早苗内閣府特命担当大臣は、「力強いイノベーションが起きるように国の形を変えていく挑戦である。まずは国民コンセンサスが必要」と指摘。「組織主義から個人能力発揮への転換、失敗を許さないから失敗を生かす文化、石橋を叩いてわたる社会から出る杭を育てる社会への転換、私たち自身の意識改革などが求められる。国民のコンセンサス得るためにも中間とりまとめを一人でも多くの人に読んでいただき、助言・批判をいただき、真摯に受け止めて最終報告に反映したい」と述べた。




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