グラクソ・スミスクライン(GSK)は、毎日の歯磨きで歯のエナメル質を強化し、歯の健康を保つ“酸蝕歯”対策の薬用歯磨剤「PROエナメル」シリーズの新製品として、「PROエナメルやさしくホワイトニングエナメルケア」(医薬部外品)を1日から新発売した。同じく、既存の「PROエナメル」も「PROエナメルデイリーエナメルケア」(医薬部外品)としてリニューアル発売した。虫歯や歯周病に次ぐ第三の歯牙疾患とされる酸触歯(さんしょくし)のリスクが、最近では食の欧米化や美容・健康ブームの影響から増えつつあることから、製品ラインナップを充実させると共に、日頃からの予防ケアの啓発に注力していく。
歯の表面のエナメル質が、食べ物や飲み物に含まれる酸により柔らかくなり、削り取られやすくなる酸蝕歯は、成人の約6人に1人は酸触歯といった報告もあるそうで、日本でも近年増加傾向にある。
酸触歯に着目した「PROエナメル」シリーズは、酸による歯のダメージに対応した処方で、フッ素(フッ化ナトリウム)が歯のエナメル質を強く硬くし、虫歯を予防する。イオンバリアが、知覚過敏で歯がしみるのを防ぐ――など、独自のエナメルプロテクション処方で口腔内のpHを適正に保ちながらエナメル質を強化するのが特徴。
新製品の「PROエナメルやさしくホワイトニングエナメルケア」は、酸のリスクからエナメル質を守ると共に、歯のホワイトニング効果を高めた製品。一般的なホワイトニング歯磨剤のように、着色汚れ(ステイン)を削って落とすだけでなく、“改良ツインシリカ”配合により、汚れを包み込んで落とすのが特徴。ステイン除去力はそのままに、低研磨性で歯のエナメル質をケアし、歯本来の白さへ導く。
新製品、リニューアル製品とも90g入り、オープン価格(発売はアース製薬)
同じく1日からは、知覚過敏予防歯磨ブランド「シュミテクト」の新製品として、「シュミテクトハブラシ」2アイテム(やわらかめ、超やわらかめ)も新発売した。知覚過敏による痛みが気になる人も正しくブラッシングできるよう考案された、歯科医NPO法人「歯と口の健康を守ろう会」の推奨品。
「やわらかめ」は、毛先が丸いラウンド毛先を採用し、磨きにくい部分まで届く凹面カット、「超やわらかめ」は、歯ぐきに優しいシルキーブラシを採用し、歯と歯ぐきの間まで入り込む超極細毛先となっており、両品とも滑りにくいラバーハンドル付き。各4色あり、いずれもオープン価格。