人事院は8日、2012年の国家公務員の月給とボーナスを据え置くよう政府と国会に勧告した。人事院によると、今年度の国家公務員の給与は、民間の水準を僅かに上回っているものの、東日本大震災の復興財源を捻出するため、4月から特例で減額されていることを考慮して改定を行わず、ボーナスも去年と同様の3・95カ月分とした。給与の据え置き勧告は4年ぶりとなる。6年制薬剤師の初任給に当たる2級15号俸は20万0800円を維持する。
国家公務員の給与は、民間企業の給与実態に合わせる「民間準拠」で決まる。人事院では、勧告の参考にするため、全国約1万1100の事業所を対象に、定期昇給、ベースアップ、ボーナスや各種手当の支給状況などを調査している。
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