富士経済が調査結果
市場調査会社の富士経済は、2020年の抗うつ薬など中枢神経領域治療剤の市場規模が11年比29・8%増の6678億円、また認知症治療剤の市場規模も同94・0%増の2471億円と大幅に拡大するとの調査結果をまとめた。高齢化の進行により、市場拡大が続くと予測している。
調査は、注目市場に抗うつ剤、慢性疼痛治療剤を挙げている。そのうち抗うつ剤は、市場の7割を占める第一選択薬のSSRI、SNRI、さらに患者の症状によって、新規作用機序のNaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)の使い分けが進み、20年には11年比38・6%増の1714億円に拡大すると見通した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。