検討会報告書まとめる
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は7日、これまで協会内に組織し、協議を重ねてきた「医薬品のネットおよび通信販売に関する検討会」の報告書をまとめ、発表した。報告書では、「医薬品の安全性の担保や責任の所在を明確にするためのルールづくり」を求めると共に、ネット販売や郵送等の通信販売は「あくまで実店舗での医薬品販売を補完するもの」と位置づけた。JACDSでは「医薬品は本来“対面”で提供されるべきという考え方に変わりはない。対面の持つ安全性や販売責任、購入責任を確保した上での活用について提案したもので、ドラッグ業界がネットを容認したのではない」ことを強調した。報告書は同日、厚生労働省に提出したほか、今後は薬剤師会、行政、議員連盟、生活者団体等に提出していくという。
JACDSでは、5月から全国の正会員企業(ドラッグストア)への説明会、意見交換会を数次にわたり開催する一方で、6月から14人の会員企業代表からなる検討会を設置し、計4回にわたって意見の集約、取りまとめを行ってきた。
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