日本保険薬局協会は13日の記者会見で、非会員向けに、既に全国5地区でセミナーを開催し、中村勝会長(クオール)自らが講演、会員増強に努めていることを報告。中村氏は「大手チェーンのイメージを払拭したい」と述べ、中小薬局の取り込みを一層進めたい方針を示した。さらに、社会から薬局経営者の姿勢が問われているとの観点から、10月には倫理綱領、倫理規範の成案を得て公表していく。また、大きな焦点になっている流通改善に関し南雲正副会長(アインファーマシーズ)は、「当事者は新ルールに沿って交渉しているため、時間がかかっている」と述べ、理解を求めた。
倫理綱領、規範の策定に関して中村氏は「協会の会員に対し批判があるのは承知しているが、全会員のための協会であり、全体としてレベルアップを図っていく必要がある。その一環として現在、倫理綱領、倫理規範を策定中で、福岡市で10月に開かれる理事会で承認を得たい。協会が医療の担い手として信頼に値すると宣言したい。そのために是正すべきことは是正していかなければならない」とした上で、最終的には何らかの形で「内部評価」の仕組みを目指したいとの私見を述べた。
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