高エネルギー加速器研究機構(KEK)とアステラス製薬は、顧みられない熱帯病の創薬に向けた共同研究を行う契約を結んだ。幅広い波長を持つ放射光を用いた蛋白質の立体構造をもとに、顧みられない熱帯病の治療薬につながる化合物を設計する。
今回の共同研究は、最も顧みられない熱帯病とされる寄生原虫疾患のリーシュマニア症、シャーガス病、アフリカ睡眠病を対象に、二段階で進める。まず、熱帯病治療薬のターゲットとなる寄生原虫蛋白質の三次元構造を解明し、熱帯病を引き起こす原因蛋白質の働きを阻害する化合物を選ぶ。
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