
厚生労働省医薬食品局の松岡正樹総務課長は9日、専門紙の共同取材に応じ、懸案事項となっている薬事法改正について、「これまでの積み重ねがずいぶんあるので、次期通常国会への法案提出を目指し、局長と審議官のもとでしっかり検討し、具体化に取り組んでいきたい」と語った。その上で、「医療機器の技術革新など、特性を見て規制のあり方を考えていくことが重要な視点」と強調。医療現場や患者ニーズに応えられる制度改正を検討していく姿勢を示した。
松岡課長は、薬害エイズ事件発生後に審査管理課で薬事法改正に携わったほか、健康局総務課で患者サイドから癌、難病対策を進めてきた経験を挙げ、「薬事法改正や新しい再生医療製品の課題等について、これまでの経験、視点を生かしながら業務に取り組んでいきたい」と述べた。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。