武田薬品の医薬研究本部長を務めるポール・チャップマン氏は、11日に横浜市内で講演し、自社の研究開発体制について、外部提携によるオープンイノベーション戦略が重要になるとの考えを強調した。従来の創薬手法を“保守的”とした上で、昨年2月に設立した湘南研究所を共同研究拠点に、「創薬の考え方を変える意味で外部との提携は重要。自社創薬研究のギャップを埋める技術を導入したい」との考えを示した。
チャップマン氏は、「自社だけで行う創薬研究では、イノベーションの壁がある」と指摘。「これまではわれわれも、外部との提携について保守的な姿勢を取ってきたが、ようやく変わってきた」と述べ、オープンイノベーションを柱とした研究開発を推進する方針を改めて強調した。
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