◆日中韓3国が保健医療分野の共通課題について協議する大臣級会合が中国の不参加を理由に延期することになった。2007年から3国持ち回りで開催し、今回は日本政府の主催だった。また医薬関連の国際交流会や学術大会で、中国からの訪日が難しくなったという話をいくつか聞く
◆創薬では日本にも国際共同臨床試験が定着しはじめ、最近では東アジア地域での共同試験を進めていく重要性が特に高まっている
◆バイオ・ジャパン2012では製薬協の手代木会長が、インドを含めて「全世界の半分の人口がいる地域で、時差が3時間程度しかない」と協力を呼びかけた。また、日中韓薬事規制当局間で民族差要因の研究を進めており、先月のレギュラトリーサイエンス学会学術大会では医薬品医療機器総合機構の宇山氏が審査当局の立場から東アジア治験の積極的推進を課題に挙げた
◆国内だけでは対応できない信頼性の高いエビデンスの蓄積は喫緊の課題。尖閣問題の行方にかかわらず、東アジアで国際共同臨床試験に取り組むことは不可欠だ。
東アジア治験の推進を
2012年10月17日 (水)
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