国内大手製薬企業5社の2013年3月期中間決算(連結)が出揃った。エーザイは、昨年特許切れしたアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」の売上減が響き、二桁の減収減益と最も落ち込みが大きかった。また、武田薬品は、スイスのナイコメッド社買収を反映し増収減益。第一三共は、印子会社ランバクシーなどの牽引で増収を確保したものの減益。アステラス製薬は、後発品の影響と販管費圧縮で微減収増益となった。一方、大塚ホールディングスは、主力品の伸長で唯一の増収増益を確保した。
売上高を見ると、国内首位の武田は、子会社化したナイコメッド社の海外売上高が寄与し、前年同期比12%増の7869億円と二桁増収を達成した。
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