国際ジェネリック医薬品連盟(IGPA)は、来月に日本で開催する年次総会で、後発品の品質基準や薬事規制の世界的な調和に向けた取り組みなどを「京都宣言」として発表する見通しだ。世界のジェネリック医薬品(GE薬)協会が集まる国際団体として、厳格な品質確保や特許保護と自由競争のバランス保持、偽造薬との戦いに取り組んでいく姿勢を世界にアピールするものと見られる。開催国の日本も、国際基準でGE薬の使用促進を行っていることをIGPAのメッセージを通じて打ち出し、さらなる社会的な認知度向上につなげたい考え。
京都宣言には、GE薬に関する品質・有効性・安全性の向上、厳格な品質基準を適用する薬事規制、知的財産権の保護と自由競争のバランス保持、偽造薬への懸念が盛り込まれる模様で、国際団体としてGE薬に関する世界的な共通課題に取り組む姿勢をアピールする方向性と見られる。
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