「OTC医薬品を使った薬剤師による軽医療マネジメントワークショップ」が23、24の両日、上田市の上田薬剤師会会館で開かれた。上田薬剤師会を実施主体として3年目となった厚生労働省薬剤師生涯教育推進事業の一環としての取り組みで、薬局薬剤師や薬科大学教員約30人が受講したほか、各地の薬剤師会などから多くの視察・見学者が訪れた。オーストラリアから講師チームを招聘し、基調講演とロールプレイングとケースメソッドによる演習などが行われた。
今回の特徴は、初めて日本人講師も加わり、次代の指導者養成も目指した企画を導入したこと。最終日の午後は、覆面調査(ミステリーショッパー)に関するワークショップを開催し、会営薬局でのロールプレイングを含め、薬剤師自らが質的向上を図る手法も紹介された。ディレクターを務めた坂巻弘之氏(名城大学教授)は本紙に対し、これまでの経験を踏まえ今年度中に全国数カ所でトライアルを実施し、日本に適した研修のさらなる質向上を図りたいと今後の展開を語った。
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