◆“ノロ”が大流行している。ノロウイルスの感染性胃腸炎患者は、同時期で過去10年で最も多かった2006年に続く2番目。大阪府大東市の病院では、集団感染による死亡者も出ており、厚生労働省は11月に注意喚起を行った
◆潜伏期間は1~2日で主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱は軽度だが、効果のある抗ウイルス剤はないため、対症療法が基本となる。食中毒を防ぐためには、調理器具の消毒や手洗いなどの予防対策が第一
◆ノロウイルスの予防といえば、ワクチンが開発されているのをご存じか。武田薬品が10月に買収した米ベンチャーが、世界で唯一ノロウイルスワクチンを臨床入りさせ、欧米などで第I/II相試験を行っている。ワクチンのグローバル展開を目指す武田には、日本国内への導入を期待したい
◆ノロウイルスは11月から感染が始まり、12月と翌年1月に発生のピークを迎える。これからが本番で油断は禁物。厚労省のホームページにノロウイルスに関するQ&Aが記載されているので、ぜひ参考にしてほしい。
ノロウイルスはこれからが本番
2012年12月07日 (金)
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