厚生労働省は14日、後発品595品目を薬価収載した。医療安全等の観点から名称変更した代替新規の品目数が大幅に増えたため、「1998年以降、最も多い収載品目」(医政局経済課)となった。初の後発品収載となったのは、アレルギー用薬「オロパタジン塩酸塩」(先発品:アレロック=協和発酵キリン)、精神神経用剤「クエチアピンフマル酸塩」(セロクエル=アステラス製薬)、消化器官用薬「モサプリドクエン酸塩水和物」(ガスモチン=大日本住友製薬)など9成分。このうち、新規収載希望が10品目を超えた内用薬に限って先発薬価の“0・6掛け”とする算定ルールの対象となったのは5成分だった。
新規は9成分231品目に
収載の対象となったのは、今年8月22日までに薬事承認された医薬品。収載希望は645品目だったが、販売体制の整備や申請手続きに不備があったことや、安定供給に不安があったことなどを理由に26品目が希望を取り下げた。
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