厚生労働省の臨床研究基盤整備推進研究事業で採択された治験中核病院、治験拠点医療機関の８施設について、「臨床研究に関する倫理指針」への適合性を調査したところ、昨年度は全施設で概ね指針に適合する体制が整っていることが分かった。研究実施体制や倫理審査委員会、実施中の臨床研究について見ると、インフォームドコンセントや補償対応、計画登録などは遵守できていたが、自己点検や倫理審査委員会手順書の整備については改善すべき事項が見られた。
調査は、同事業で採択された中核病院と拠点医療機関８施設を対象に、今年１～３月に実施されたもの。厚労省が先端医療振興財団臨床研究情報センターに委託して行った。
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