東京薬科大学は今月15日から19日にかけて、中国の瀋陽薬科大学の学生を受け入れ、薬学臨床研修を実施した。今回は試験的に5人の学生、教員1人を迎え入れた。日本の大学が、このような臨床薬学教育の分野で中国の薬学部学生を受け入れるのは初めてで、今秋には正式に学生受け入れを行う予定。今後の臨床レベルでの日中交流や薬学教育の国際化につながる取り組みといえる。
今回の研修は、昨年5月に行われた瀋陽薬科大学との学術交流協定書調印式の際、同大のビ[{比(上)+十(下)}]学長ら代表団が、東薬大の実務実習内容と施設に興味を抱いたことがきっかけとなり実施された。これまで日本と中国では、薬学をとりまく背景が異なることや言葉の問題などがあり、臨床レベルでの薬学部生の受け入れは行われていなかった。
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