エステーは、1月31日の取締役会で、鈴木貴子取締役兼執行役が4月1日付で代表執行役社長に就任する人事を決めた。米田幸正取締役兼代表執行役社長(国際部門担当)は退任する。同社では、米田氏の辞任の意向を受け、高収益体制の基盤づくりにおいて成果を生み出し、次世代の経営者に引き継ぐ体制が整ったと判断。エステーグループの“利益ある成長”をさらに加速させるため、鈴木氏を後任として選任した。
新社長に就任予定の鈴木氏は、1962年生まれの50歳。84年3月に上智大学外国語学部を卒業後、日産自動車に入社。01年8月にLVJ(ルイ・ヴィトン・ジャパン)グループ入社、エステーには10年1月に入社。その後、取締役兼執行役グループ事業戦略担当兼フレグランス・デザイン担当などを経て、昨年4月から取締役兼執行役グローバルマーケティング部門特命担当を務めていた。
このほか、4月1日付での組織改定は次の通り。
今回の組織改定では、従来の各部門における本部を廃止し、営業部門、マーケティング部門、R&D部門、製造部門、国際部門、経営戦略部門および経営管理部門の7部門体制とする。主な変更点は、[1]営業部門の首都圏第1~第3営業部を「東京支店」、同第4営業部を「関東支店」に再編[2]グローバルマーケティング部門を「マーケティング部門」「R&D部門」に分割[3]経営統括部門を「経営戦略部門」「経営管理部門」に分割。
4月1日からの執行役の管掌は、次の通り。
取締役会議長兼代表執行役会長(経営全般担当)鈴木喬、取締役兼代表執行役社長(経営全般担当兼R&D部門担当)鈴木貴子、取締役兼専務執行役(製造部門担当)小林寛三、取締役兼常務執行役(経営戦略部門担当)嶋田洋秀、常務執行役(営業部門担当)加藤孝彦、同(マーケティング部門担当)上月洋、執行役(経営管理部門担当)石川久美子、同(関係会社統括担当兼エステートレーディング社長)紺田司、同(宣伝担当)鹿毛康司、同(国際部門担当)北原雅美