九州旅客鉄道(JR九州)は、九州を地盤としたドラッグストア大手のドラッグイレブンホールディングス(福岡県大野城市、社長高橋修一氏)の買収を発表した。5月中旬に、ドラッグイレブンHDの筆頭株主(発行済み株式総数の88・4%)で、投資ファンドのポラリス・プリンシパル・ファイナンス(東京都千代田区)が保有する全株式を取得する。
ドラッグイレブンHDは、九州・沖縄を中心に170店舗のドラッグストア及び調剤薬局を展開するドラッグイレブンを完全子会社とする。2006年2月期の連結売上高は402億円。
JR九州では今年度から新中期経営計画(07年011年)をスタートさせ、上場に向けた経営基盤の確立を目指しており、ドラッグイレブン買収について「グループの流通事業を拡大・強化することが可能になると共に、当社の開発事業など既存事業と連携することで両社の成長も可能であると考え、株式を取得することとした」としている。