新井誠氏〔元日本大衆薬工業協会(現日本OTC医薬品協会)専務理事〕体調不良で療養中のところ2月13日に死去、84歳。葬儀・告別式は親族により執り行われた。
大衆薬業界では、サリドマイドやアンプルかぜ薬による薬害事件が頻発したこともあり、医薬品の適正使用をめぐる広報活動が急務との観点で、当時産経新聞政治記者であった同氏を迎え、1971年11月に日本大衆薬懇談会を設立。
その後、同懇談会は日本大衆薬協会、日本大衆薬工業協会と改称し、08年に日本OTC医薬品協会と名称を変えて現在に至る。この中で新井氏は、98年5月に日本大衆薬工業協会専務理事を退任するまで、大衆薬業界ならびに協会の発展拡大に尽力した。