近畿大学と国立循環器病研究センターは、薬学専攻博士課程(4年制)の大学院生の教育研究を連携して行う協定を結んだ。連携大学院方式によって同センター病院薬剤部内に近畿大学の外部講座「循環器薬物療法学」を今年4月1日から設置し、臨床現場を舞台に大学院生の教育と研究を実施できる環境を整える。大学院生は、同院の薬剤師レジデントを兼務して実務を担当し、報酬を得ながら博士号取得を目指すことも可能だ。全国でも珍しいこの仕組みは、有能な人材を大学院に呼び込む教育モデルになると関係者は期待している。
循環器薬物療法学講座の客員教授には同院薬剤部長の{卉(上)+木(下)}原健氏が就き、客員准教授は特任副薬剤部長の和田恭一氏が務める。同院薬剤部出身で近畿大学薬学部臨床薬剤情報学教授の高田充隆氏が、同講座の教授を兼任する。
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