◆新卒MRの56%が赴任後1年以内に営業車両での有責事故を起こしていると聞いて、驚いた。出典は昨年12月に発行された日本製薬工業協会の環境報告書。2010年度に入社した43社1902人の新卒MRを調査した結果だ
◆営業車両台数を分母、有責事故件数を分子とした11年度の有責事故率はMR全体では約22%だった。10年度入社の新卒MRに限ると82・4%に跳ね上がる。運転技術や経験の差がこの数値に表れているのだろう
◆MRは営業車両を運転し病院や診療所、薬局を回って情報を提供するのが仕事だ。駐車場での自損事故など、かすり傷程度の有責事故はある意味やむを得ない。問題は人身事故だ。有責事故率のうち人身事故率はMR全体では2・3%。新卒MRに限ると7・1%、136件になる
◆生命関連産業である製薬会社のイメージからも人身事故は減らしたいところ。各社は様々な対策を講じているが、有責事故率、人身事故率は横ばいで推移し、変化はないという。実効性の高い対策はほかに何かないものか。
新卒MRの有責事故率は
2013年05月01日 (水)
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