厚生労働省医薬食品局安全対策課は、リウマチ治療薬イグラチモド(商品名:ケアラム錠=エーザイ、コルベット錠=富山化学工業)について、ワルファリンとの相互作用の関連性が否定できない肺出血による死亡例が1件報告されたとして、両剤の併用を禁忌とする添付文書の改訂を行うと共に、安全性速報(ブルーレター)を配布して医療関係者などに速やかに注意喚起するよう製造販売業者に17日付で指示した。
同剤は、単球、マクロファージや滑膜細胞による炎症サイトカイン(TNFα、IL‐1β、IL‐6、IL‐8、MCP‐1)の産生や、B細胞による免疫グロブリン(IgG、IgM)産生を抑制することにより、抗リウマチ作用を示すもので、2012年9月12日の販売開始から今月17日までの間に、2660人の患者に投与されたと推定されている。
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