東芝テックは、全国の医療機関向けに、医療用医薬品の管理をサポートする薬剤監査システム「メディマッチ」、薬剤登録システム「メディレジ」を新発売した。
小売の店舗で広く利用されているPOSシステムや保守サービスのノウハウを生かして、病院など医療業界向けに初めて発売する医療ソリューション。5年間で8000台の販売を目指していく。
注射剤や点滴液に表示されたバーコードを読み取ることで、数量の集計や確認作業を自動認識化し、医療用医薬品管理業務を支援する。「薬剤監査システム」は、薬剤部門のシステム上にある注射処方箋情報と照合。注射処方箋情報が医師の指示通りに正しく取り揃えられているかを確認できる。
「薬剤登録システム」は、バーコードを読み取ることで、手術で使用された薬剤を種類別に集計したレポートを簡単に作成できるため、手術のコスト計算に活用できるほか、手術室や救急救命室に設置された薬剤保管棚の定数管理に活用できる。
今後は、手術用備品など薬剤以外の医療用消費材に対応範囲を順次拡大していく予定。「メディマッチ」が114万8000円、「メディレジ」が99万9800円。