ロート製薬は、分かりやすい漢方薬をコンセプトにした漢方薬シリーズ「和漢箋」に、新たに3処方6アイテムを追加し新発売した。追加したのは、更年期のイライラや気分の落ち込みを改善する「ロート柴胡加竜骨牡蠣湯錠」(容量84錠入りメーカー希望小売価格1680円、252錠入り4725円)、頻尿や尿のキレなどのトラブルに効く「ロート牛車腎気丸錠」(1995円、5775円)、ストレスで蓄積した精神疲労などによる憂うつや不安感を改善する「ロート加味帰脾湯錠」(1995円、5775円)の3処方。いずれも飲みやすい錠剤タイプで、各3週間分サイズのほかに、1週間分サイズをラインナップ。
更年期症状の中でも、特に辛く改善したいというニーズの高い神経症状(イライラ感、不安感、憂うつ等)に効果的な「柴胡加竜骨牡蠣湯」。疲労がたまった精神状態を整え、憂うつ症状や不安感のある神経症に効果的な「加味帰脾湯」。水分代謝に関わる腎の働きを助け、頻尿、排尿困難を改善する「牛車腎気丸」と、現代人に多い悩みに合わせた3処方を選択した。「和漢箋」シリーズは抽出法にもこだわり、生薬中に含まれる効果成分をより多くエキス中に引き出すように工夫。生薬の臭いや味が気になる人にも服用しやすくしている。
「和漢箋」シリーズは、昨年11月の発売以降、売り上げも好調に推移し、発売後約5カ月で当初予定の約2倍の12億円(2006年11月007年3月末)を達成している。同社は、漢方薬については大衆薬市場が減少傾向の中でも有望市場と考え、今後もニーズに合わせた商品開発を進める方針。