年内にインド工場から供給
エーザイは、インド・バイザッグ工場で製造するリンパ系フィラリア症治療薬「ジエチルカルバマジンクエン酸塩100mg錠」(DEC)について、世界保健機関(WHO)から事前認定を取得した。年内にインド・バイザッグの自社工場から、世界24の蔓延国に供給を開始する。
同社は、2020年までに顧みられない熱帯病(NTDs)10疾患の制圧を目指す過去最大の国際官民パートナーシップ「ロンドン宣言」に参画。WHOとの間で、今年から7年間にわたって、リンパ系フィラリア症の蔓延国に無償提供する契約を締結していた。昨年10月にWHOに事前認定申請を行い、申請後10カ月で認定を取得した。
NTDsの治療薬で、製薬企業がWHOから事前認定を取得するのは世界初。
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