◆美白化粧品で肌がまだらに白くなる白斑の健康被害が起きた問題は、社会に大きな衝撃を与えた。問題が明るみになったのは皮膚科医からの「白斑」の発症報告だった。また、メーカーが問題の製品を自主回収するまでに2カ月近くを要するなど、対応が後手に回ったことなどが批判された
◆厚労省の来年度概算要求に、化粧品の安全対策強化の事業が盛り込まれた。化粧品成分の安全性確認指針や安全性プロファイルの公開方法の検討や、医師からの健康被害の効率的な収集方法を探るための研究も行う。医薬品に比べ、薬用化粧品などは副作用情報のチェックが甘いとの指摘もあり、対策の強化に期待したい
◆これまで、この事件にあまり注目していなかったのだが、事業が概算要求に盛り込まれたことで、化粧品も薬事法の規制対象下にあり、薬局にとっても無関係ではないことを再認識した
◆化粧品を置いている薬局には「肌に合わなかった」などの利用者の声から早期の受診勧奨につなげ、健康被害を最小化するという役割も期待されている。
化粧品の安全対策強化も
2013年09月09日 (月)
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