薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は3日、アステラス製薬が申請した前立腺癌治療薬「イクスタンジカプセル」、富山化学が申請した新型・再興型インフルエンザウイルス感染症治療薬「アビガン錠」など3件を審議し、了承した。現時点でアビガンは、新型インフルエンザ等のパンデミックに備える医薬品と位置づけ、使用は想定されていない。厚生労働省は承認後も製造販売業者の富山化学に出荷を差し控えるよう要請する。
▽ロンサーフ配合錠T15、同T20(大鵬薬品):新有効成分のトリフルリジンとチピラシル塩酸塩を含有する配合剤で、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌を効能・効果とする。
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