◆ソチ五輪のスキージャンプ競技で葛西紀明選手が個人ラージヒルで銀メダル、団体で銅メダルを獲得した。41歳での偉業達成に日本中は大いに沸き、葛西選手を形容する「レジェンド(伝説)」という言葉を何度も耳にした
◆葛西選手のこれまでは決して順風満帆だったとは言えないだろう。団体で金メダルを獲得した長野五輪では、メンバーから外れた。度重なるルール変更等にも苦しめられ、その後の五輪でも、なかなか結果を出すことはできなかった
◆しかし、葛西選手は諦めなかった。悔しさに沈んでも、何度も這い上がってきた。今回、日本中が魅せられたあの笑顔の裏に、壮絶な戦いや血の滲む努力があったことは想像に難くない。心から祝福したいと思う
◆葛西選手の41歳という年齢は多くのスポーツ界ではベテランと言われる。しかし、同世代の一般的なサラリーマンでは働き盛りの年齢だ。「レジェンド」まではいかなくとも、葛西選手に刺激を受け、自分自身の仕事に取り組んでいこうと考えた人もまた多いのではないか。
「レジェンド」
2014年02月24日 (月)
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