◆新薬や新規医療技術を創出するために、バイオベンチャーや製薬会社の研究所、医療機関などが集積するクラスターの必要性が国内で叫ばれて15年以上経つ。各地で拠点形成が進められたが、神戸市の“医療産業都市”はその中でも一歩抜きん出た存在になりそうだ
◆神戸湾に浮かぶ人工島、ポートアイランド南部に、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターを中核にして265社が進出。他の国内拠点に比べ進出企業数は圧倒的に多い。近隣にはスーパーコンピュータ「京」があるほか、様々な特徴を持つ病院が整備されつつある
◆住宅地に転用できないこの地域には当初、大規模な遊園地が造成される計画があった。しかし、1995年の阪神・淡路大震災で計画は頓挫。その代案にすぎなかった医療産業都市構想だが、今や大きく花開こうとしている
◆iPS細胞由来の色素上皮細胞を使った加齢黄斑変性の治療など、再生医療領域では既に世界的な注目を集めている。医療産業発展のためにも今後、国際的なクラスターへと成長してほしい。
花咲く神戸市“医療産業都市”
2014年02月28日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿