薬系ボランタリーチェーン(VC)大手のオールジャパンドラッグ(AJD、杉山貞之社長)は2月25日、約1800社の中小スーパーが加盟する全日本食品(東京足立区、平野実社長)と、相互売買に関する業務提携を行った。AJD側は、加盟企業向けPB商品(医薬品を除く日用品・衛生用品・健康食品など)を全日食チェーン加盟店に供給し、全日食側は得意とするNBメーカー商品(一般加工食品、冷蔵・冷凍)、生鮮(青果・水産・精肉)のアウトパック商品等を、AJD加盟のドラッグストア等に供給する。両社では今後、共同でタスクフォースを設け、新たなPB商品の開発も念頭に検討していくという。
昨今、小商圏内では業態を超えた顧客の奪い合いが激化している。会見で両社は「競争環境の変化に合わせて、店頭をいかに進化させることができるか。それが生き残りのカギとなるとの共通認識が、背中を押した」ことを挙げた。なお、両社とも日本ボランタリーチェーン協会(東京台東区)の正会員として、古くから活動を共にしてきた関係にあった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。