皮膚科領域に強いデンマークのレオファーマは、昨年8月に申請した乾癬用外用配合剤で、国内市場に本格参入する。2月にデンマーク出身で日本での製薬ビジネス経験のある櫻井ステファン氏を日本法人新社長に据え、自社開発第1号製品の上市に向けた準備を進行中だ。櫻井氏は、本紙のインタビューに対し、「乾癬という疾患は社会的にまだまだ理解が不足している」と指摘。「薬剤を提供するだけでなく、疾患啓発にも取り組みたい」との抱負を語った。
同社は、1908年に設立したデンマークの製薬企業で、従業員約5000人、日本円に換算した売上高では、約1500億円の事業規模を持つ。デンマーク国内では、ノボノルディスクやルンドベックに次いで第3位に位置し、皮膚科領域の治療薬を中心に約100カ国以上で販売、61カ国で自社販売体制を構築している。2010年には日本法人を設立し、活性型ビタミンD3「カルシポトリオール」と、ステロイド製剤「ベタメタゾンジプロピオン酸エステル」の配合外用剤の国内開発を進め、承認申請を果たした。
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