厚生労働省の有識者会議は20日、レセプト情報等の民間利用を検討する試行期間について、4月から来年3月までの1年間とすることを了承した。ただ、委員から「試行期間が十分でない」との指摘が相次ぎ、最終段階で試行期間を継続するか改めて判断することで合意した。民間の申出者がレセプト情報等から集計表を作成するため、学術的支援を行う作業部会を新たに設置することも決めた。
厚労省の有識者会議は、レセプト情報等の民間利用に向け、提供データの種類や申出者の要件、公表内容等を決め、試行期間を導入して検討する方針で概ね合意した。この日の会議では、厚労省から試行期間について、4月から来年3月までの1年間とする案が示され、了承された。ただ、委員から「試行期間が十分でない」との指摘があり、来年3月の通常運用の開始前に、改めて試行期間を継続するかどうか検討することで合意した。
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