日本初の官民基金「グローバルヘルス技術振興基金」(GHITファンド)は、顧みられない熱帯病の住血吸虫症、寄生性線虫の開発に3件、総額で約6億8000万円、さらに追加で結核ワクチンの開発に約5億6500万円を交付し、合計約12億円を助成すると発表した。
GHITファンドは、第2回の助成金公募案件として18件の申請書を審査し、今回3件のプロジェクトを決定した。一つ目は、顧みられない熱帯病のシャーガス病について、スイスの非営利団体DNDiとエーザイが共同開発中の新規併用療法に約3億8400万円を助成する。今回、助成金を受けるのは、シャーガス病の治療薬「ベンズニダゾール」とトリアゾール系化合物の「E1224」の併用療法。DNDiとエーザイは第II相試験を実施し、2年で併用療法の有効性、安全性を確認する。
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