塩野義製薬は28日、2020年に向けた成長戦略となる新中期経営計画「Shionogi Growth Strategy2020(SGS2020)」を発表した。トップラインの成長として販売エリア、疾患領域の選択と集中を推進すると共に、ボトムラインの成長として継続的な事業運営の強化を進めていく方針で、20年度の連結経営目標には売上高5000億円、研究開発費1000億円、経常利益1250億円、株主資本利益率(ROE)15%を掲げた。
塩野義の現中計は10年度から14年度まで5カ年を対象としているが、外部環境の変化に加え、同社米国事業のモデル転換、抗HIV薬に関するヴィーブ社との契約枠組みの変更、主力の高コレステロール血症治療薬「クレストール」の特許切れ影響を緩和するために導出先のアストラゼカとロイヤリティー契約を変更したことなどによって前提条件が大きく変わったため、1年を残して経営目標を見直した。
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