臨床試験のITソリューション大手「メディデータ・ソリューションズ」は、製薬企業向けの医薬品開発支援サービスを強化した。電子的に医療機関から症例登録書(CRF)を収集するEDCシステム「Rave」を柱に、臨床試験の計画から実施までクラウドベースによる包括的なサービスを提供。山本武アジアパシフィック統括責任者日本法人社長は、本紙のインタビューに応じ、「われわれの技術で治験に関連するデータを可視化し、経営視点で治験プロセスを改善するためのイノベーションに結びつける」と意欲を示した。
同社は、1999年の設立で、米ニューヨークを本拠に日本や英国、中国など九つの拠点を置く。世界トップ25社の90%以上にサービスを提供し、2013年は前年比27%増の2億7600万ドルと過去最高の業績を達成した。日本事業も堅調で、今年に入って東京オフィスを移転。アジアパシフィックの拠点として本格稼働している。
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