サノフィ日本法人のジェズ・モールディング社長は、都内で記者会見し、今年上市予定のSGLT2阻害剤「アプルウェイ」について、インスリン製剤やGLP‐1受容体作動薬「リキスミア皮下注」、経口血糖降下薬「アマリール」などと組み合わせることで、「糖尿病の進行段階に応じて、最適な治療を提供できる」と強調。競争が激しい糖尿病領域でシェア拡大に自信を示した。
日本法人の2013年業績は、前年比4・3%減の25億ユーロ(約3579億円)となった。医薬品事業では、主力の抗血小板薬「プラビックス」は14%増の1167億円と国内全医薬品のトップ売上を達成。しかし、抗アレルギー薬「アレグラ」が17%減の471億円、不眠症治療薬「マイスリー」が14%減の319億円、アマリールが20%減の133億円と後発品の影響で大幅に売上を落とし、3・9%減の3177億円と減収となった。ワクチン事業も、単独不活化ポリオワクチンが、昨年の乳児追加接種の反動で落ち込み、9%減。モールディング氏は、「14年も薬価改定の影響で特許切れ製品でマイナスのインパクトがある」との見通しを語った。
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