厚生労働省医薬食品局安全対策課は17日、ヤンセンファーマの統合失調症治療薬「ゼプリオン水懸筋注25mg、50mg、75mg、100mg、150mgシリンジ」(一般名:パリペリドンパルミチン酸エステル持効性懸濁注射液)を使用した患者が昨年11月の販売開始から今月16日までの5カ月で21例に上ったことを受け、過量投与などの注意喚起を求める安全性速報(ブルーレター)を配布し、医療現場に周知するようヤンセンに指示した。
同剤は、ドパミンD2受容体拮抗作用およびセロトニン5-HT2A受容体拮抗作用に基づく中枢神経系の調節により、統合失調症の症状を抑制する。4週間に1回の筋肉注射で効果が持続するのが特徴。昨年11月19日から今月15日までに、推計で約1万0900人が使用している。
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