日本医薬品登録販売者協会(日登協)は、登録販売者制度の確立と職能拡大を図るため、4月から新たにB会員(年会費500円)制度を設けた。同協会によると、現在まで約1万3000人がB会員に入会したことで、正会員は従来のA会員と合わせて2万6000人に達したという。樋口俊一会長は「登録販売者不要論のある中、登録販売者の声を国や行政に訴え、制度の確立と確かな位置づけのため、職能団体としてこれまで以上に会員の増強と組織化を強化していきたい」と強調する。
登録販売者は15万人を超えているが、一方でこれら登録販売者の意見が一本に集約できないのが現状。日登協ではこれまでも順次、各都道府県に支部を設置し、職能団体としての組織強化を図ると共に、新しい一つの職能として社会に認知させる働きかけを行ってきた。そしてさらなる組織力強化に向けて、B会員を新設した。
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